満天太朗の寺院探訪とコラム

寺院探訪大好きなおっさんです。近畿の寺院や史跡を中心に紹介します。

京都

醍醐寺下醍醐三宝院)

住所 京都市伏見区醍醐東大路町22

宗派 真言宗醍醐寺派総本山

拝観 1,000円(下醍醐境内・三宝院)霊宝館500円※特別公開500円

駐車場 時間にもよるが醍醐寺経営ではない方が安くつく場合がある。 有料

ご朱印 あり

ランク ★★★★(4.5)(5段階)

🔴醍醐寺は、貞観16年(874)空海の孫弟子にあたる聖空が笠取山頂上に、伽藍を

 造営したのが始まりで、後「醍醐山」と名付けました。

 多くの修験者の霊場として栄え、後に醍醐天皇祈願寺となり、手厚い庇護を受けた

 応仁の乱などで荒廃したが、太閤秀吉の花見が決まると三宝院などが整備されその子

 秀頼により伽藍整備が行われた。

 醍醐寺は、上と下があるが今回は、下醍醐三宝院を紹介したい。一度上醍醐

 行きましたが、肥満の私には壁が厚く写真を撮る余裕もないくらいの登山です。

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西大門 豊臣秀頼が慶長10年再建

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仁王像阿形(重文)ユーモラスな表情が特徴

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仁王像吽形(重文)長承3年(1134)仏師 勢増・仁増作

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金堂(国宝

🔴平安後期の建物ですが、鎌倉期・安土桃山期に改築が行われています。関白秀吉が

 紀州から移築を命じ、その子秀頼が慶長5年(1600)完成させた。

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金堂内部 本尊薬師如来坐像・両脇侍(重文

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五重塔国宝

🔴五重塔は、醍醐天皇の冥福を祈るために、第一皇子・朱雀天皇から第二皇子・

 村上天皇までかかり天暦5年(951)に完成した、京都府下最古の建造物です。

 初層内部の壁画は、日本密教絵画の源流と言われています。

🔴伽藍内には、清瀧宮本殿(重文をはじめ不動堂・真如三昧堂観音堂(西国札所)

 他多くの建物があり、食事や休憩もできます。それと霊宝館は見逃さないように

 上醍醐・薬師堂本尊 薬師如来三尊(国宝上醍醐・五大堂の五大明王重文

 はじめ国宝・重文だけで7万5千点もの宝物の一部を、春と秋に特別公開しています

 本館・平成館・仏像館がありますので時間に余裕をもって見学してください。

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薬師如来三尊(国宝)霊宝館

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不動明王像(重文)※霊宝館

三宝

🔴三宝院は、永久3年(1115)に勝覚僧正により建立。その後応仁の乱などで荒廃

 するも関白秀吉の「醍醐の花見」を契機に、秀吉・秀頼親子の援助により再興し

 ました。庭園なども秀吉の設計によるものとされ天下の名石「藤戸石」が配置され

 秀吉の力の入れようがわかる。

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三宝院・唐門(国宝

🔴慶長4年(1599)勅使門として建立。平成22年に修復された。

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表書院(国宝)と純浄観(重文

玄関・葵の間・秋草の間・勅使の間・奥宸殿・本堂すべて(重文)に指定されています、今回特別拝観で本堂まで全て拝観しました。

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三宝院庭園(国特別名勝)(国特別史跡

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本堂安置 快慶作 弥勒仏坐像(重文

🔴醍醐寺は、見どころ満載のお寺です。季節を通して参拝出来ますが、春と秋の

 特別公開時に訪れたい所です、因みに私は5回目です。