満天太朗の寺院探訪とコラム

寺院探訪大好きなおっさんです。近畿の寺院や史跡を中心に紹介します。

徳島県お寺巡り 丈六寺

徳島県寺院探訪

瑞麟山 丈六寺

住所 徳島県徳島市丈六町丈領32

宗派 曹洞宗

拝観 300円 ※11/1~11/3 堂内・宝物館公開 500円

駐車場 無料

ランク ★★★(3.0)(5段階)

本堂(重文寛永6年(1624)

🔴丈六寺は、白雉元年(650)に天真正覚尼が創建したと伝わります。

 明応元年(1492)守護職であった細川成之が再建し禅宗寺院に改めました。

 また江戸時代には、藩主・蜂須賀家が庇護をして今日に至ります。

 丈六寺の徳雲院の渡り廊下の天井は、「血天井」が残ってます。血天井は、長宗我部

 元親が、阿波の国を攻めた時、勇猛で知られる新開忠之に苦戦をし、好条件を提示し

 和議を申し入れた。和議を受け入れた、新開らは丈六寺で酒宴に招かれた折に、

 長宗我部は、だまし討ちをして新開忠之と家臣たちを虐殺した。残った血痕を

 血天井として残しています。

三門(重文室町時代末期

経蔵(重文寛永21年(1644)

観音堂・普門閣(重文)永禄10年(1567)

聖観音坐像(重文平安時代 3.1m

徳島県丈六寺を訪ねて】

徳島の中でも有数の文化財が残る丈六寺、静かな環境の中伽藍が並ぶ、特に観音堂

丈六聖観音坐像(重文)平安時代は、無防備にも思える所で出迎えてくれる。

丈六寺の名の由来である。今は本尊ではないが存在感は秀逸です。血天井の逸話も

感慨深いもので、徳島県の多くの文化財が長宗我部軍により消滅している中丈六寺は

徳島を代表する寺院ですね。また宝物館には、絹本著色細川成之像(重文)他があり

11月の特別公開時には、本堂ほか公開されます。