奈良県お寺巡り 裸形阿弥陀 璉珹寺
奈良県寺院探訪
常光山 璉珹寺
宗派 浄土真宗遣迎院派
拝観 500円 ※特別公開5月のみ 普段は非公開
駐車場 2台無料
ランク ★★(2.5)(5段階)
🔴璉珹寺は、天平年間に聖武天皇の勅願により行基が開いたとされる寺院、出土品など
より奈良時代には、何らかの寺院であったと思われます。平安時代初頭に、紀有常に
より荒廃した地を整備し伽藍を整えたという。現在の明日香村にあった紀寺の別院で
あったとされ「紀寺」とも呼ばれてます。璉珹寺は、最初に法相宗の寺院であったが
浄土宗になり、天台宗の養源院の末寺になった。近年宗派を浄土真宗に変えてます。
無檀家の寺で、近隣の人々に守られ(なら町)の小さな寺として今日に至ります。
本堂内には、当時50年に一度の秘仏である女人白色裸形の阿弥陀如来が毎年5月に
公開されています。また聖観音坐像(重文)平安時代や勢至菩薩(重文)室町時代他
諸仏が本堂内に安置されています。
【璉珹寺を訪ねて】
璉珹寺の公開が、5月中ということもありタイミングが合わずなかなか参拝出来なかったが、念願かないました、狭い境内ですが良く整備され心地よい空間を提供されています。ご近所の有志の皆さんが管理されてるようでした。裸形阿弥陀如来立像は、薄暗い本堂内にライトアップされ大きく感じました。白っぽい色は貝殻の粉でできているとか裸形なので袴を履いておられ、この袴を50年に一度新しくするそうです。展示室に前回の袴は飾ってあります。また両脇の勢至菩薩と聖観音菩薩も銘品ですね、その他行基菩薩像や紀有常像など安置され、案内役の方の説明まで聞けます。時間があればお茶を頂くのも良いかと思います。なら町の空気を堪能出来ればいいですね。