奈良県 世界遺産 薬師寺
奈良県寺院探訪
拝観 白鳳伽藍 1,100円 玄奘三蔵院込 1,600円
駐車場 500円
ランク ★★★(3.3)(5段階)
中門と西塔
🔴薬師寺は、天武天皇9年(680)天武天皇が鵜野讃良皇女(後の持統天皇)の
病気平癒を祈って開眼、持統天皇により本尊開眼(697)藤原京の地で伽藍を
造営し、平城京遷都に伴い養老2年(718)現在地に移りました。
その後、度重なる天災や兵火で多くの堂塔は失われました。特に享禄元年(1528)
の兵火は、東塔のみを残し全焼しました。昭和43年(1968)高田好胤和尚は
白鳳伽藍復興を発願し、金堂・回廊・西塔・中門・大講堂など再建され、更に食堂
玄奘三蔵院など「竜宮造り」と称された美しい伽藍を完成させました。その後
世界遺産に登録され、諸外国にも紹介され賑わいを取り戻しました。
金堂と大講堂
東塔(国宝)白鳳時代
東院堂(国宝)鎌倉時代
銅造薬師三尊(国宝)白鳳時代
●文化財として 東院堂 聖観音菩薩・白鳳時代 僧形八幡神三柱・仏足石など
の国宝や南門・四天王など多くの重要文化財を所蔵しています。(奈良博物館委託)が
多い。
休岡八幡神社(重文)慶長8年(1603)
【薬師寺を訪ねて】
薬師寺は、何度も参拝する機会がありました。驚くのは拝観料の高騰ですね、最初の頃は300円でしたが、いつのまにか1,600円になっています。世界遺産登録されたからでしょうか?まあ管理維持にお金は必要ですがね。ここの見所は白鳳伽藍です、特に東塔は貴重です。それと銅造の国宝仏です、端正過ぎて古さを感じませんが手入れのたまものでしょう。最後に薬師寺にまつわる短歌を紹介します、有名ですからね。
佐々木信綱
水煙の 天つ乙女が 衣手の ひまにも澄める 秋の空かな
會津 八一