京都お寺巡り 嵯峨野 愛宕念仏寺
京都寺院探訪
愛宕念仏寺(おたぎねんぶつじ)
宗派 天台宗
拝観 300円
駐車場 無料駐車場あります。
ランク ★★(2.6)(5段階)
🔴愛宕念仏寺は、天平神護2年(766)称徳天皇によって東山松原通(六波羅蜜寺)
の隣に、建立された寺院。
平安時代に鴨川の洪水によって堂宇は流出しその後廃寺となります。
その後、醍醐天皇の勅命により天台僧の千観内供(念仏上人)によって復興される。
大正時代に現在地に移転するも、後に無住となり台風などにより崩壊し廃寺となる。
昭和30年(1955)に延暦寺より依頼を受けた、西村公朝氏が境内の整備をし
公募で集まった有志により、五百羅漢(1200体)を設置し今の様子になった。
鎌倉時代の本堂(重文)や10年がかりで復興した仁王門も見所です。
本堂(重文)鎌倉中期
【愛宕念仏寺を訪ねて】
愛宕街道と呼ばれる最終地点に、愛宕念仏寺はあります。ここは日中でも薄暗くあまり
日のささない場所の様に思います、少し歩けば「平野屋」「つたや」など茅葺民家の
食事処が風情をかもしだします。鳥居本といい伝統文化地区でもあります。
駐車場が無料なので、お寺を拝観した後 化野念仏寺あたりまで歩くのがオススメです。
昭和に庶民が1200体もの羅漢さんを彫り、境内全域に並ぶ様子は圧巻です。
苔むした様子は、昭和時代とも思えないほどです。