満天太朗の寺院探訪とコラム

寺院探訪大好きなおっさんです。近畿の寺院や史跡を中心に紹介します。

岡山県の寺院探訪

遍 照 寺

住所 岡山県笠岡市中央町16 ●笠岡市笠岡町5930(移転先)

宗派 高野山真言宗

拝観 無料

駐車場 なし ※近隣に駐車場あり

ご朱印 未確認

ランク  (1.5)(5段階)

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多宝塔(重文)慶長11年(1606)

🔴鎌倉末期に、陶山氏によって建立され、備中代官の小堀氏が慶長年間に整備した。

 その後昭和52年に、土地区画整理事業により埋立地である笠岡町に移転した。

 重要文化財の多宝塔周辺は、公園となっている。

 塔内部は、極彩色が残っているが仏像は本寺が管理しています。いずれ本寺に移転

 予定である。塔と共に樹齢400年のイチョウがあり同時に移る予定。

京都府南山城

浄瑠璃寺(九体寺)

住所 京都府木津川市加茂町西小札場40

宗派 真言律宗

拝観 400円

駐車場 有料(200円)

ご朱印 あり

ランク ★★★★(4.2)(5段階)

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九体阿弥陀堂国宝)藤原時代

🔴浄瑠璃寺は、永承2年(1047)阿知山重頼の発願により義明上人が開いたお寺。

 嘉承2年(1157)に現在の本堂が完成されました。

 平安時代藤原氏などが中心になり、九体阿弥陀がいくつも出来ましたが、残って

 いるのはここだけです。しかも無名の豪族が建立したもので、信仰の深さを感じ、

 現在私達に、その荘厳な姿を参拝出来る事に感謝したいです。

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九体阿弥陀如来像(国宝)藤原時代

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阿弥陀如来中尊像(国宝)藤原時代

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浄土式庭園(特別名勝・史跡)三重塔(国宝)藤原時代

🔴湧水をたたえる池を中心に、東に本堂・阿弥陀如来西方浄土)と対岸に薬師如来

 を(東方浄土)配置。極楽浄土を表現したもの。近代に整備を行い現在に至ります。

 三重塔には、薬師如来坐像重文を置く。秘仏で、毎月20日・1/1~1/3・1/8~

 1/9公開します。

【その他秘仏公開】

●吉祥天像(重文鎌倉時代 1/1~1/15・3/21~5/20・10/1~11/30

大日如来坐像  平安時代末期 1/8~1/10

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秘仏・吉祥天像(重文鎌倉時代

【その他の主な文化財

●子安地蔵菩薩重文)藤原時代

不動明王三尊像(重文鎌倉時代

●四天王像(国宝)藤原時代 ※多聞天広目天は、博物館へ

●石灯籠2基(重文)他

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浄瑠璃寺の猫ちゃん 境内に何匹か飼われてます。可愛いです。💕

奈良県

般 若 寺

住所 奈良県奈良市般若寺町221

宗派 真言律宗

拝観 500円 ※特別拝観 別途200円

駐車場 無料

ご朱印 あり

ランク ★★★(2.9)(5段階)

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楼門(国宝鎌倉時代

🔴般若寺は、舒明天皇元年(629)に高句麗の僧 慧灌の創建とも、天平7年(735)に

 聖武天皇が伽藍を建立など諸説あり定かでない。

 廃寺同然となっていた般若寺を再興したのが、鎌倉期の忍性や叡尊である。当時の

 般若寺周辺は、貧者・病者など多くこの地に住んでおり、弱者救済の為に文殊菩薩

 造立し開眼供養が行われた。近くには救済施設の遺構 北山十八間戸国史跡)など

 当時の様子を想像できます。

 その後も兵火や廃仏毀釈などで衰退し、大東亜戦争後に諸堂の修理が行われました。

 般若寺は、コスモス寺とも呼ばれ9月下旬~10月下旬まで、15万本のコスモスが

 境内を埋め尽くします。

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 石造十三重塔(重文鎌倉時代 高さ12.6m

【般若寺の主な文化財

●楼門(国宝鎌倉時代

●十三重塔(重文鎌倉時代 

●経蔵(重文鎌倉時代

●木造文殊菩薩騎獅像(重文)本堂安置

秘仏銅造阿弥陀如来立像(重文)白鳳期 ※春と秋に公開 納入品(重文)も公開

【みどころ】

15万本のコスモスと境内の石造物が文化財以外におすすめです。

奈良県

法 華 寺 (国名勝庭園)

住所 奈良県奈良市法華寺町882

宗派 真言律宗光明宗(単立)

拝観 700円 ※本尊開帳 3/20~4/7・6/5~6/10・10/25~11/20

        ※名勝庭園 4/1~6/10・10/24~11/20

        ※慈光殿 10/25~11/20 (国宝)絹本著色阿弥陀三尊及童子

駐車場 無料 30台

ご朱印 あり

ランク ★★★(2.8)(5段階)

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本堂(重文安土桃山時代

🔴法華寺は、正式名を法華滅罪之寺といい、光明皇后の発願により皇后宮を官寺に

 改めたのが始まりです。着工から長い年月が過ぎ、延暦元年(782)頃完成したと

 いわれています。金堂・講堂・東西両塔など壮大な伽藍を誇りました。

 また総国分尼寺として尼僧の根本道場として栄えました。(諸説あり)

 平安京遷都後は、次第に衰退し鎌倉期には、重源・叡尊により復興するも、その後の

 兵火や地震などで東塔を除く全てを失いました。これを復興し現在の姿にしたのが

 豊臣秀頼の母  淀殿です。(東塔は、その後焼失)

 また皇室との繋がりも深く、門跡寺院として今日に至ります。

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国名勝庭園

法華寺の主な文化財

●本堂(重文桃山時代

●鐘楼(重文桃山時代

●南門(重文桃山時代

●十一面観音立像(国宝)本堂内厨子

維摩居士坐像(国宝)本堂安置

●絹本著色阿弥陀三尊像付童子像(国宝)慈光殿

【境内・みどころ】

●浴室(からふろ)(1766年再建)※体験会あり HP参照

●華楽園 回遊式庭園

光月亭(江戸期の住居を移築)

●横笛堂 室町時代

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光月亭

🔴秋の特別公開時が一番のおすすめです。

 

奈良県

海 龍 王 寺

住所 奈良県奈良市法華寺町897

宗派 真言律宗

拝観 500円 ※春と秋に特別公開。(十一面観音立像)

駐車場 無料

ご朱印 あり

ランク ★★★(2.8)(5段階)

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西金堂(重文)と左 本堂

🔴海龍王寺は、光明皇后天平3年(731)留学僧・玄昉の無事を祈り建立された。

元々和銅3年(710)に、藤原不比等が土師氏に土地を譲り受け邸宅に残っていた寺院を残し、その後平城宮内に皇后宮をこの地に造営し宮内道場として、寺を整備した。 宮の北東隅にあったので「隅寺」と呼ばれ、正倉院文書にも名が残っています。都が遷ると同時に衰退するも、鎌倉期に西大寺叡尊が復興しました。しかし次第に衰退し応仁の乱や明治の廃仏毀釈などにより荒廃し昭和40年代に整備をして今日に至ります。

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五重小塔(国宝)(奈良時代初期)4.01m

龍王寺の五重小塔は、元興寺のものより古く、天平時代の五重塔の建築物の遺構として貴重です。西金堂に安置され、東金堂(今はない)と東西両塔の形式で宮内の限られた場所で表現されていました。

【海龍王寺の主な文化財

十一面観音立像(重文鎌倉時代 ※彩色が良く残る 春と秋に公開

文殊菩薩像(重文鎌倉時代

●寺門勅額(重文天平3年

●経蔵(重文)他

🔴おすすめ時期は、春です。白い花々が境内を埋め尽くします。

 それと、ひなびた雰囲気が奈良の寺と思わせてくれる寺院です、決して広くは

 ないですが、ゆっくり悠久の時を楽しんで欲しいです。

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経蔵(重文)春の花々と共に

奈良県

弘 仁 寺

住所 奈良県奈良市虚空蔵町46

宗派 高野山真言宗

拝観 入山料200円 拝観料400円

駐車場 無料

ご朱印 不明

ランク (1.5)(5段階)

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本堂(手前)明星堂(奥)

🔴弘仁寺は、弘仁5年(814)嵯峨天皇の勅願により、空海が創建したと伝わる。

 これとは別に、小野篁が創建したとも言う。これもまた、松永久秀の兵火で焼失

 1629年に再興され現在に至る。弘仁寺は、十三詣りでも有名で、小学生が

 中学生になる前に祈祷を受ける。

 本堂安置の仏像(重文)を含むは拝観できます。(400円)庫裏にお声がけを

 してください。山間にある寺院ですがひっそりして、参拝客はいない事がほとんど

 です。狭い境内ですが、自分の時間を楽しめるでしょう。

奈良県

正 暦 寺

住所 奈良県奈良市菩提山町157

宗派 真言宗単立 (菩提山真言宗本山)

拝観料 通常500円 春秋・特別公開800円

駐車場 無料 但し紅葉時期は有料。

ご朱印 あり

ランク ★★(1.8)(5段階評価)

 

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福寿院客殿(重文)遠景(堂内外の写真撮影禁止の為)
🔴正暦寺は、正暦3年(992)一条天皇の勅命を受けて、兼俊僧正によって建立された

 多くの堂舎が菩提山を埋め尽くしていましたが、平重衡の南都焼き討ちの折、全山

 焼失しその後復興しますが、江戸期には衰退し堂塔伽藍は失われました。

 僅かに本堂と福寿院客殿を残すのみです。しかしながら客殿の借景式庭園や紅葉時期

 は、静寂を求めて多くの方が訪れます。寺宝には、春と秋に公開される 金銅薬師

 如来倚像(重文)ほか寺宝が公開されます。

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秘仏・金銅製 薬師如来倚像(重文

🔴奈良市ではありますが、とにかく山奥にある寺院で、細い田舎道をすすんでいきます古寺巡礼がお好きな方は感じたと思いますが、この寺も独特の雰囲気があります。寺近くでは、当時この辺りに建物があったのだろうと、想像できるのです。とにかく楽しく異空間を感じる事は保証します。檀家がなく拝観料や祈祷などで生計を立てているので、是非お参りください。