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海 龍 王 寺
宗派 真言律宗
拝観 500円 ※春と秋に特別公開。(十一面観音立像)
駐車場 無料
ご朱印 あり
ランク ★★★(2.8)(5段階)
西金堂(重文)と左 本堂
🔴海龍王寺は、光明皇后が天平3年(731)留学僧・玄昉の無事を祈り建立された。
元々和銅3年(710)に、藤原不比等が土師氏に土地を譲り受け邸宅に残っていた寺院を残し、その後平城宮内に皇后宮をこの地に造営し宮内道場として、寺を整備した。 宮の北東隅にあったので「隅寺」と呼ばれ、正倉院文書にも名が残っています。都が遷ると同時に衰退するも、鎌倉期に西大寺の叡尊が復興しました。しかし次第に衰退し応仁の乱や明治の廃仏毀釈などにより荒廃し昭和40年代に整備をして今日に至ります。
五重小塔(国宝)(奈良時代初期)4.01m
海龍王寺の五重小塔は、元興寺のものより古く、天平時代の五重塔の建築物の遺構として貴重です。西金堂に安置され、東金堂(今はない)と東西両塔の形式で宮内の限られた場所で表現されていました。
●十一面観音立像(重文)鎌倉時代 ※彩色が良く残る 春と秋に公開
●寺門勅額(重文)天平3年
●経蔵(重文)他
🔴おすすめ時期は、春です。白い花々が境内を埋め尽くします。
それと、ひなびた雰囲気が奈良の寺と思わせてくれる寺院です、決して広くは
ないですが、ゆっくり悠久の時を楽しんで欲しいです。
経蔵(重文)春の花々と共に