兵庫県お寺巡り 丹波 石龕寺
兵庫県寺院探訪
岩屋山 石龕寺
宗派 高野山真言宗
拝観 紅葉期のみ200円 ※基本無料
駐車場 無料
ランク ★★★(3.0)(5段階)
🔴岩屋山 石龕寺は、用明天皇2年(587)聖徳太子が開いたとされています。
伝記によれば、太子が物部守屋を征伐された折、自ら毘沙門天を刻み戦勝を祈願
そして大勝しました。ところが尊像が飛散し、尊像を求めて諸国を探索しました。
丹波の国・井原の地にて、石窟があり尊像が安置されていました、太子は感激し
この地に、小堂を建てました、これが寺の始まりとされる。岩屋という地名もこれに
由来する。歴史的には、平安時代に村上天皇より勅額を賜ったり、南北朝時代には
「太平記」に、記載され室町期に最盛期を迎えた。戦国時代に明智光秀の丹波攻めで
全山焼失し仁王門を残すのみとなる。その後復興し現在に至ります。
金剛力士像(重文)仁治3年(1242)定慶作
【石龕寺を訪ねて】
●石龕寺といえば、金剛力士像です。40年前に参拝した折には、仁王門の扉は閉められ、本坊にて拝観を願い開けてもらいました。その頃は、漆黒の像で柵も取り外して見学させてくれました。しかし最近は、扉は開いていて、いつでも像を見る事は出来ますが像の色が変色しています。とても残念におもいましたが、国宝級の鎌倉彫刻であることは間違いないですね。